yotsuさんのお気楽ライフシフト

40半ばから、自由にマイペースに、楽しく生きることを探究しています。

Today at Appleに通ってる話

Today at Apple - Apple(日本)に、ほぼ週一ペースで通っています。

4月に退職意思を固めた自分へのご褒美に(!?)iPad Proを買っていまして。1台目のiPadも使い倒してますが、2台目はアクティブに持ち出したいし、新機能も使いたくて“Pro”にしたので、Apple Pencilとキーボードもつけてるんです。

Appleとの出会いは大学生の頃…、ディスプレイ一体型のPerfoma5210を買ってもらって以来の数十年! スケルトiMacも通過したし、ノートもかれこれ三代目のMacBook Airー、Appleへの愛着は尽きませんのでとりあえず、ありがとうジョブズ。でもね、iPhoneMacとのOSの違いや、日々の進化についていけずにいるのも正直なところです。使わねば!

そこで、昨年より全世界の直営店で開催されている「Today at Apple」。Appleがインスピレーションをくれる無料講座です。


Today at Apple — Apple

以前から気になりつつもなかなかタイミングが合わずでしたが、まずはGWに「Kids Hour:Spheroで迷路にチャレンジしよう 」に娘と共に参加。アプリでロボットを動かすプログラミングっぽい体験ができるというもので、コマンドを考え迷路のゴールを目指すのに、子どもたちの目が輝いていました。

やっぱりApple、いいことやってるじゃん!ということで、自由になったのを機に私も参加してみました。都内にApple Storeは3箇所、銀座、新宿、表参道と、どこも便利ですが、立地と雰囲気が最高なのは表参道です。(渋谷は改装中)

f:id:yos813:20180615031507j:plain

地下鉄出口からすぐ、表参道の並木に映えるアップルマークと白い雲。とても居心地のいい空間です。レクチャーのある地下には吹き抜けの螺旋階段で下ります。

これまで参加した順に

  • Basics:iPad
  • How To:写真を整理しよう
  • Basics:iPhoneiPadの中級編」 
  • Quick Start:Apple Pencilでスケッチを描こう

どれも5,6人程度の少人数でアットホームな雰囲気で進みます。短時間ながらも必ず、知らなかったことを持ち帰ることができています。内容や先生が違っても、根っこの姿勢がブレてないから安心して受けられるし、次に繋がるんですね。一緒に受ける人もいろいろです。表参道では裕福そうな老夫婦がより生活を豊かにするために、新宿では外国人のお母さんが息子のために、皆さんの参加動機を聞いたりするだけでも刺激もらっちゃいます。
受講した後は、「担当スタッフのサービスはいかがでしたか?」とメールがくるので、正直な評価と感想を戻すようにしています。このアンケートの回収率もきっといいんじゃないかと思います。無償で提供してもらったのだから、その分お返ししなきゃ、という心理にもなります。次もお願いします、と。

Appleのやっていることって、ブランディングマーケティングの教科書でありながら、その目的は生活を便利に楽しく豊かにしようって、伝わってくるんですよね。お客さんもスタッフも半分くらい外国人の印象だから、日本に向けてどうこうってのもなくて、だから世界との差を感じもします。

 

さて今週は、「Apple Pencilでスケッチを描こう」で、初めてアートカテゴリでした。私よりも娘が、デジタルで絵を描くことに興味津々のため、おすすめされたprocreateってアプリは入れていたもののノウハウやコツは大事よね、と代理出席のような感じ。

早速、手書きで描いたイラストの写真を撮ってトレースして着色する、という手順のみを教えたところ、 さっさかさー、と仕上げてくれましたよ。覚えが早いし感覚で機能を使うよね、子どもって。

f:id:yos813:20180615031723j:plain

こちら、一時的にアイコンにさせてもらいます。

Procreate

Procreate

  • Savage Interactive Pty Ltd
  • エンターテインメント
  • ¥1,200

 

という訳で、まだまだ受けたいプログラムもあるし、実は基本も使いこなせてない感もあり。プログラムはランダムに各店舗・時間で開催されるので、お出かけついでに30分、60分、スケジューリングするのも楽しいんです。学びもライフシフトの一貫なんで、まだまだ参加していきます!

Apple Store

Apple Store

  • Apple
  • ショッピング
  • 無料

Apple Storeアプリの「セッション」メニューからの検索・予約も便利です。

「万引き家族」と「家族はつらいよ」考

先行上映で「万引き家族」を観てきました。

f:id:yos813:20180615032806j:plain

是枝監督映画はすべて観ていて家庭内では是枝通を気取ってるので、早めにチェックせずにはいられないのです。
あまり余計な情報を入れないで劇場へ行くタイプなのですが、さすがにカンヌのパルムドール受賞ですから、様々な情報が流れてくるわくるわ…で満を持しての公開。なので近頃の是枝監督が得意とする特異な設定ありきと役者の好演は分かった上で、それでも引っかかっていたのはタイトル。「万引き」という、普段滅多に聞かない言葉に「家族」を当てるのが奇をてらってるのか、少しダサさが伴う違和感狙いなのか、と邪推していましたが、そこに込めた意味も観ればよく理解できました。

後で発見したこちらの記事によれば、別タイトル案『声に出して呼んで』もあったそうですが、確かに『万引き家族』の方で合点。プロデューサーさんグッジョブです。
カンヌでも原題ママ「MANBIKI KAZOKU」での上映だったようですが、中身がしっかり伝わっての受賞ですから国際評価にタイトルはあまり関係しないようです。「万引き」はその行為だけでなく、広義でのオリジナル解釈「誰のものでもないものを手に入れる、得る(盗む)こと」として独自に機能させていました。よって適切なフランス語がなかったのかもしれませんが、もし「MANBIKI」が国際言語化してこっちの意味で普及したとしたらエラいことかもしれません。

英題の“shoplifters ”には家族は入ってなくて、“万引犯、万引する人”を複数形にすることで、ひと纏まりの集団を表現しているのも面白いです。


万引き家族(英題 shoplifters ) - 映画特別映像

こんなシーンの偶然の出会い、コピーの“盗んだのは絆”も、万引きに包含されているように思われます。あ、ネタバレしそうなので、以下「家族」の方へシフトします。

 

折しも、山田洋次監督の最新作「妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ」も公開中なので、「家族」をタイトルに用いたこの2本が、まったくの対極にあることにも気付かされました。

「妻よ薔薇のように」は「家族はつらいよ」シリーズ3作目となる程、ステレオタイプな一般家庭を身近なテーマで描いています。さらに今回は専業主婦の反乱と絞りつつも、まだ多くに響きそうな分かり易いテーマです。我々より上世代が思い描いた家族の形がそこにあり、それはもう、山田監督の演出は丁寧だし的確、見る人のツボを抑えてもとの形に収まる、という安心感がどっしり。
これは「男はつらいよ」シリーズで展開され続けて実証済みだったのですが、改めてバチコンと紐解けたのが昨日のTBS「サワコの朝」に山田洋次監督のゲスト出演していまして。「家族」をテーマに人間ドラマを描き続ける原点を語っていらっしゃいました。
駆け出しの頃に先輩から「脚本の骨格に家族の関係を、どこかに一つ入れておけば落ち着くんだ」と教えられ、以来気付けば家族の物語ばかり撮っていた、と。

※2018年06月02日(土)放送分 (23分)→2018年06月09日 07:29 まで視聴できます。

万引き家族」には、本来観客が映画に求めて得られる筈の安心要素=「家族」が、最初から不穏極まりない形で見せつけられるのです。「誰も知らない」然り、近年の監督作品は皆そうです。既成概念でいうところの家族なんてどこにもありません。でもこのひと纏まりを、なんと呼ぶ? 一緒に暮らし生計を共にしてる、これって家族なんじゃね? というところから、じゃあどんな家族なんだろう? って関係性に興味を持っていかれてしまいます。

もうひとつ、山田監督には観客に結末に満足してもらおう精神が根付いている。鑑賞後に思いを持ち帰って自分の家族について考えて欲しい、とストレートです。

是枝監督は、観客に結末を委ねる、悪く言うと投げっ放しなので、満足してもらおうという意識はなさそうです。もちろん家族について考えて欲しいのだろうけど、その家族の定義、ちょっと疑ってみて、というメッセージ付きなのです。

既成概念は疑ってかからなくてはならなくなった現代社会に警鐘を鳴らす是枝監督、やはり今必要な表現者であり、日本の新たな可能性とも言えるかもしれません。評価されたのは喜ばしいことです。


ちなみに、こんなことも話題になっていますが…

「栄誉ある国際的な賞を受賞したのに首相が完無視!」と。
でもね、日本で映画なんてまだその程度、位にしか思いませんでした。逆にノーベル賞とオリンピックと並べるフランス国の自尊心たるや凄いな、と。
是枝作品は文化庁の映画助成金の常連ですが、そのレベルでは真っ当に評価も対応もされている訳で。安易に国が芸術や思想に関与しようなんて考え自体が末恐ろしいので、発言は控えてもらって大いにけっこうかと思いました。
国が国家予算をかけて日本の映画産業を食わせるべきだ、なんて議論もありますが、難しい問題ですね…。深みにハマるので本日はここまで。

ネタバレになってたらごめんなさい。いずれも誰かと語ってみたい映画でありました。

楽観的な方です。

はじめまして。yotsuです。久々にブログを始めてみます。

続くかな? とは思いながら、私、楽観的な方です。なにせ長年勤めた会社を今月退職し、今は休みを満喫しているという。まあおかげで自由な時間を得ることができましたので、しばらくは所謂お金のための労働や違和感のある働き方から離れ、自分を見つめつつ、小学3年生の娘との日常、そして長めの夏休みを満喫しようと思っています。

ブログタイトルにもしてみましたが、人生100年時代の「ライフシフト」。よく耳にも目にもしますよね。私の場合モヤモヤしてたものが晴れていくように勇気をもらう言葉であり考えでした。とはいえまだ咀嚼しきれる筈もないので、これを自分なりに探求していくこと=人生後半の生き方を考えること、としてこのブログテーマにしてみたのです。あくまでお気楽に。

記事カテゴリとしては、広く世の中や関わるコミュニティのこと、映画・エンタメ・文芸関係、大好きなモノやことのレポート、日々の気づきなど、雑多な内容になるでしょう。

学びもテーマに動きたいので、自分なりに学んだこと、忘れないように整理、記録しておくこと、役立つならばそれらを発信していけるようにと思うのです。

まあモラトリアムな40代女性の雑記と、そもそも忘れっぽい私のメモブログにはなりそうですが、今自分と向き合うにはこの手段が効果的かな、と。

多少なりともなにかが残れば、嬉しいです。

f:id:yos813:20180615032930j:plain

明日から6月です。

実は、今朝は寝坊して娘に泣かれたので(全然間に合ったのだけど)、ぐうたらママを反省して心機一転していかねば、と気持ちも新たにするタイミングです。

それでは、明るい明日に向かって。おやすみなさい。