yotsuさんのお気楽ライフシフト

40半ばから、自由にマイペースに、楽しく生きることを探究しています。

まちづくりワークショップに参加した話

6月はまだ有給消化中ってことで、宙ぶらりんな気分だし身分。アンケートを書く際は、会社員、無職、主婦のいずれかで迷いつつ、いいように使い分けてます。

ブログが習慣化しないのは自己管理する時間の消化に不慣れなせいでしょうか。時間を“売る”のは実はとても楽で、自分のためにどんな時間を“買う”のか、過ごすのか、深い考えなしに突入してしまった休みでもあります。ゆっくり考える時間を確保したと思って、会いたい人と会ったり、初めての所に顔出したりして、これまでの借りを返す気分で過ごしています。

そんな中、先週末は、区主催の「ユニバーサルデザインまちづくりワークショプ」に参加して町歩きをしてきました。暇になるかなと申し込んだんだけど、うっかり活動が月イチながら土日だったという…。でもせっかくなのでこのワークショップからも学びたいし、区民代表として役に立てるものなら役立ちたいので、家族をおいて一人参加です。

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このワークショップ、区民・区職員の他、有識者、外国人留学生や障害をもつ方あわせて50名程度で、ユニバーサルデザインの町づくりの観点から知恵を出しあい、東京2020を見据えて重要な地域「有明豊洲」の観光マップを作ることがゴールです。行政事業なので経緯や理屈はもっと仰々しくたくさんあるのですが、ファシリテーターの動きやワークショップの進め方、区税の使い道としても勉強になりそうです。第1回では、江東区の歴史的なオリエンテーションもあって、非常に有意義なものでした。

第2回の今回のテーマは、昨年この取組みから作られたユニバーサルデザインマップ「亀戸」の検証をしましょう、ということでマップを手に町歩きする流れでした。なかなか足を踏み入れてなかった亀戸ですが、私は亀戸天神社ルートを検証するチームに入りました。

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初めての天神様はなかなかのパワースポット感だし、美味しそうなお店も発見するなど、個人的に収穫はたくさんありました。外国人や知らない方々と歩きながらお話することもいいのですが、本来の目的としては、亀戸駅から歩ける観光名所である亀戸天神社香取神社への案内に、物理的バリアフリー情報の側面が大きいマップなので、それを確認する形に。

行ってみると正面から階段なので入れないから回り道を、スロープが急、トイレは観光シーズンのみ、車椅子用の公衆電話ボックスがあるけどこの時代にいったい誰が使うのか…とかネガティブな確認作業が多く。それが細かに掲載されててもいまいち行く気にならないのではないか、と。

とはいえ、亀戸は日曜に歩行者天国やってていい雰囲気だし、名所の歴史や親しみやすい地名、由来など、訪れたくなる情報が必要最低限あった方がよい、など皆さんから多くの指摘があがっていました。

ユニバーサルデザインの概念が広大過ぎるのはさて置いても、誰に向けるかで掲載すべき情報は違うし、実際の町の意識や地域と協同していかなければバリアフリーは進まないことが多く、これはまちづくり推進課さんに問題意識を持ってもらう取組みなのかな、とも思いました。そしてアナログなマップに情報を入れ込むって難しい、ということがよく分かりました。

英語表記がいっさいないのも気になりながら、Wi-Fi環境とその情報を充実させ、ネットに情報を寄せていけば、という方向の意見もあり、特に外国人の方はそっちにいきますね。意見としては出すべきだけど、アナログの地図を作ることがゴールってのは変えられそうにないなぁ。はっ、これって、大きな縦割り組織で、機動性が発揮できない現場の諦めてる感が身についてる、私……。立場をわきまえつつ8回まで楽しみ、見届けたいと思います。まちづくり、オー!